お茶詐欺という超有名な上海の詐欺なのに男性が気づかずに終わるやつ
「お茶詐欺」ってご存知でしょうか?
ググレカスレベルに被害件数の多い軽犯罪でありながら、気づかれずに終わることが多い上海あるあるです。(特に男性)
とりあえず、お茶詐欺について。
私自身も、今から遡ること7~8年前、上海の外灘観光中にまんまと引っ掛かりました。
引っ掛かったといっても、お茶詐欺自体は知らなかったけど、動物的感で逃げた。
写真を撮ってほしいと言って近づいてくる中国女子3人組。
写真を撮ってあげると、「あらあなたたちもしかして日本人?」「私のいとこは日本に留学してるの」「私は、一二三四、四川から来たの」と矢継ぎ早に話しかけ、「折角だからお茶しましょう!」と畳みかけてきました。
普通、カジュアルな感じで「お茶しましょう」と言われたら、スタバとかでコーヒー飲みながらおしゃべりを想像しますよね?
しかし、連れていかれたのは、画廊の2階にある個室。
お茶って、中国茶のこと。
連れていかれる途中で気づきました。「あ。これやばいやつ!!」
ただ、まだ観光で訪れていた頃の私は、日本人的日本人だったので、にこやかについて行きました。
しかし、個室の扉を閉められ、絶対逃げないとやばいやつだと確信。
お店の人(?)がお茶を入れ始め、私たちの目の前に出されましたが、「もう行かなきゃならない!」と言って、一口も飲まずに逃げて難を逃れました。
ということで、最後まではいかなかったのですが、大まかに下記2パターン。
・お茶を楽しく飲んで、お土産をもらって「はい、●●●元」
・お茶を楽しく飲んで、お茶買ってね「はい、●●●元」
実際身近な日本人男性は、「はい、●●●元」が800元だったそうです。
出張で来てるとか、赴任してきたばかりの男性は、割と気づかないらしいです。
「異文化交流イェーイ!」で幸せです。
なぜ気づかないか。
お茶の相場を知らないし、払えるお金を持っているから。
女性の場合は、お土産にお茶というのはよくあるので、お茶詐欺の時点で気づかなくとも、お土産を買う段階で気づいたりします。
私も別にやらなくていいのに、詐欺グループの観察を行いました(笑)
詐欺る方もよく見ていて、それに合わせてやってきます。
・観光客っぽいか
・1人か、グループか、カップルか
そして、カモがやってくるまでは、座ってだらだらおしゃべり。
カモが 来たらおもむろに立ち上がり、観光客を装い近づき、写真撮ってください!とアプローチ。
観察してたら、すっごい雑なんですけど、詐欺られる側からしたら、観光地について「わー!着いた!!」と思って、外灘だったり、人民広場だったりの景色に意識がいっているので、相手の雑さなんて気づいていないわけです。
さらに言えば、海外旅行で若干緊張気味なところに、中国人に声をかけられて極度緊張となるので、多少のおかしなところは気づかないんですよね。
写真を撮ってあげて、そしてグイグイ来る中国人。
1人さみしく、とりあえずの観光地巡りしている日本人男性だったら、
しかも相手の中国人の子が、自分のわかる言語で話しかけてくれたら、
しかもそれがかわいい子たちだったら、、、
浮かれてついていくし、「異文化交流イェーイ!!」のいい思い出で終わる。
後から気づく。
あれ、詐欺だったんだ。。。
俺騙されてたんや。。。
でも、今更恥ずかしくて言えない。。
っていう経験をしているのは、あなただけではないです。
安心してください。